絵を描く喜びにふれる1泊2日
人はなぜ絵を描くのでしょう?はるか昔(新説では6万年以上も前)から、そして様々な表現の方法や形式が溢れているこの現代においても、人は変わらず絵を描き続けています。生存とは直接的に関わらないこの芸術行為を続ける理由を、画家の私は絵を描きながら日々考えています。
絵を描く理由のひとつに”喜び”というものが挙げられるかと思います。絵を描くことでしか得られない喜びです。それはどのようなものか。例えば、本物そっくりに描けたという感覚はそのひとつではありますが、それは描く喜びのほんの一部分でしかなく、絵を描くという行為にはもっともっと奥行きのある感覚が隠れています。
今回は、その描く喜びの奥行きを少しでも感じられるよう、二つのワークショップを企画しました。まず初日は「耳で描く」。静かな山村に佇むあわ居周辺を散策しながら、聞こえる”音”をスケッチし、それを起点に絵を探っていきます。そして二日目は「肌で描く」。石徹白の豊かな水に体で触れ、そこから立ち上がる感覚をもとに絵を描いていきます。
絵を描くとき、人は当たり前のように”目”にというものを頼っているわけですが、実はその視覚のせいで、じょうずに描けない、きれいに描けない、などといった不自由さも生まれてしまいます。今回はあえてそこから距離をとり、別の感覚器を頼りに描いてみることで、描くという行為の深みや、本来の自由さを少しでも体験してもらおうと思います。
石徹白のような自然が豊かな場所とは、同時に人の作ったものが少ない場所とも言えます。そういう”何もない”環境から、人はどのような絵を生み出すことができるのか。絵が好きな人も、苦手だと感じている人も、大人も、子どもも、共にそれぞれの描く喜びを探してみませんか?ぜひお気軽にご参加ください。
■こんな方におすすめです
・表現することに興味関心がある
・自身の表現や感覚を深めたい
・家などで静かな創作の時間がとれない
・学校の図工や美術の授業だけでは物足りない
・言葉や理屈に少し疲れている
・心身の滞りを感じている
・絵が苦手だと感じている
・絵が好きで、色々な絵を描いてみたい
■タイムスケジュール
【1日目/5月16日(土)】
◉13:30 イントロダクション・自己紹介
◉14:00 「耳で描く」①あわ居周辺の散策&スケッチ
◉15:00 「耳で描く」②ワークスペースにて制作
◉17:00 自由時間
◉18:00 夕食
◉22:00 就寝
【2日目/5月17日(日)】
◉7:30 朝食
◉8:30 中居神社参拝・川で水に触れる
◉10:00 「肌で描く」ワークスペースにて制作
◉12:00 昼食・振り返り
◉13:00 終了
■参加費(1泊2日/税込)
・小学4~6年生:19,000円
・大人(中学生以上):22,000円
※小学生のお子さまは、親子でのご参加・お申し込みをお願いします。「親御さん1名+お子さん2名」や「親御さん2名+お子さん1名」といった形でのご参加も大歓迎です。
※同伴者が親以外になる場合はご相談ください。
※参加費には宿泊代、および3食分の食費(1日目の夕食、2日目の朝・昼食がすべて含まれています。
■定員:8名(最小催行人数4名)
■催行日:2026年5月16日(土)~17日(日)
*お申込み〆切:5/10(日)22:00
■対象:小学4年生~大人
■お食事について
1日目夕食、2日目朝食・昼食はすべてあわ居にて。
■備考
・当日の流れにより、あわ居より車で10分のところにある温泉「満天の湯」を利用する場合があります。その際の入浴料は参加費に含まれておりませんので、当日、実費のご負担をお願いします。(大人900円/お一人様)
・WS会場は「あわ居本棟」となります。ご宿泊については「あわ居本棟」または「あわ居別棟」にて、男女別相部屋でのご案内となります。親子でのご参加の場合は、個室をご用意致しますが、仕切りが襖のみになる場合がございます。あらかじめご了承ください。また宿泊場所が「あわ居本棟」「あわ居別棟」のいずれかになるかは、人数のバランスを見ながら主催者側で決定させていただきます、こちらについてもあらかじめご了承ください。
案内人:阿部海太
画家・絵本作家
1986年生まれ。根源的なイメージをモチーフに絵本や絵画作品を発表。書籍の装画なども手掛ける。『ぼくがふえをふいたら』(岩波書店)で第26回日本絵本賞を受賞。その他著書に『みち』(リトルモア)、『みずのこどもたち』(佼成出版社)、『めざめる』(あかね書房)、『きょうも かぜは いろづいて』(岩波書店)、共著に『はじまりが見える世界の神話』(創元社)、『えほん遠野物語 しびと』(汐文社)、『ほっきょくでうしをうつ』(岩崎書店)、『わたしはきめた 日本の憲法 最初の話』(ほるぷ出版)など。2022年夏より岐阜県郡上市に移住し、山の麓で絵を描きつつ暮らしている。
instagram:@kaita_abe_