〈異〉と出遭う場所
あわ居は霊峰白山南麓の集落で、標高700メートルに位置する別天地・石徹白(いとしろ)の中にあります。これまで当たり前だと思っていた世界、そうに違いないと思い込んでいた現実、こうでしかありえないと思っていた他者との関係性が、少し揺らいだり、ほぐれたり、あらたになったりする、そんな<異>との出遭いが体感される場所。これまでのあり様を堂々と一時「中断」し、自分自身や他者、ひいては世界と出遭い直す場所。生を吟味し、より繊細で深淵な世界との関係性をつくっていくためのきっかけを得る場所。それがあわ居です。
あわ居での〈異〉との出遭いを通して、よりひらかれた生へと、新たな在り方へと、繊細で入り組んだ他者との関係性の構築へと、かけがえのない生の展開へとつながる何かがもたらされること。そんなことを願いながら、私たちはあわ居を営んでいます。
■岩瀬崇:
1987年岐阜県大垣市生まれ。あわ居主宰、書家。言語を超えたもの=「ことば」が探究テーマ。あわ居の運営、書作品の制作、書籍の執筆など、ジャンルや領域を跨ぎながら、「ことば」が生じる時間/空間をひらく実践に取り組んでいる。著書に『詩と共生』『ことばの途上』『ことばの共同体』などがある。2024年12月にあわ居のこれまでの実践をまとめた書籍『あわ居-<異>と出遭う場所ー』を刊行。 https://takashi-iwase.jimdofree.com/
■岩瀬美佳子:
1981年千葉県出身。あわ居主宰/料理担当。分野を問わない自らの表現を辿り、随所に宿るアートの可能性を探究。現在は精神的な地域資源に着目し、小さな福祉団体の設立や、介護ヘルパー、地域交流サロン「喫茶こだま」の運営など、地域の福祉活動を通じたアートの実践を試みている。